角が立たない断る方法を調べたとき、『理由を言ったうえで、代替案を出す』と調べる先調べる先で出てきて、「(断りたいのに、次の予定につなげるしかないの?)」とすごく納得いかなかったことを覚えています。
最近ひしひしと感じている「理由は言わないほうがいい」
そう実感したエピソードと利点について今回はお話ししたいと思います。
理由を言うと、付け入られる
例えば、泊まりたいというお願い
布団がないから、家族がいるからと断っても効果がないパターンが残念ながらあります。
我が家が喪主の時に、信じられない親戚が我が家を無料のおもてなしホテルとお思いなのか、せっかく来たからと観光しようと1週間もお世話になりに来て、(葬式のために来ているので、葬式後さようならならまだ許せましたが、それでもバタバタと大変な喪主家族に負担かける神経も遠方でも日帰り可能な距離なのに関わらず居座る神経が理解できませんが)自分の親のために来てくれたからと断り切れぬ母と、実家なのに一息もつけず追いだされた娘の私たち、悲しみの共有も久しぶりにそろう家族の時間も邪魔もされ、両親と遠方の娘の私たちで家族分裂になるぐらいの危機が起きた苦しい実体験があります。
もちろん一番悪いのは、非常識な親戚だと分かっています。ですが一言も相談も、報告もなく、部屋を譲るのが母たちの部屋ならまだしも被害をこうむるのは私たちであるのに話が進んでいて怒りと失望したことも確かです。私たちだから許しましたが、一生娘と会えない覚悟でやることであると自覚したほうがいい案件でした。(葬式と言う人間が動物的にも弱り、気が立っているときに外界から無遠慮に攻撃されたことにより、より怒りが増幅したと思われると心理学に精通している方からの見立てでした。皆様もご注意くださいね。)

理由を言うと、なぜかあちらの都合がいいようにぐいぐいぐいぐい。
断りたいときは、きっぱりはっきり理由を言わず、「すみません/ごめん、無理/(です)😀。」と断りましょう。
上の例だと、「すみません。勘弁してください。」ですかね。立ち去れるなら、なおよし😉。さっぱりとしつつも、毅然とした態度が重要です。
何度か言われても、ごめんね~と理由なんて言わなくていいのです。無理なものは無理と。
ついつい、遠慮がちになってしまいますが、遠慮がちだとダメです。
上の例は特殊すぎましたが、断るときに、あっさり言われることで、案外相手も引きずりません。
遠慮がちだとなぜかこちらが悪者になってしまうんですよね…。でも、実際自分が逆の立場だと遠慮がちに言われたほうがなぜか裏切られた…ケチだなと思ってしまうと思いませんか。
さっぱり言う。これが案外重要です。
理由を言うと、憶測で語られてしまう

ある先輩が、遠征もするぐらいのアイドルファンでした。
休日の過ごし方として遠征に行くお話をしたことがあるだけで、仕事のスケジュールも考慮したうえで有給を使用しているにもかかわらず、ズル休みズル休みと直属のお局上司にぐちぐち言われていました。
本来、有給は労働者に与えられた権利です。理由なんて言わなくてもいいものですし、遊びだろうがなんだっていいはずです。
ですが、一度でも言ってしまうと「(また~じゃないか)」と、思ってしまう気持ちも分からなくはない。
この「~じゃないか」は、前例があるとどうしても憶測する本人に妙な納得性を生んでしまいます。
まああれこれ言っているほうがどう見ても悪者ですので、言わせておけばいいのです。最終的に立場が悪くなるのはあちらですから。口は禍の元、です。
今回のテーマとはちょっと別になりますが、プライベートのことは言わないに限ります。
理由を言うと、別のタイミングで憶測で語られてしまう。
その時で終わらない、今後にも影響してくることになるので理由は言わないに限ります。
理由を言うと、攻撃の種をまいてしまう
上の「理由を言うと、憶測で語られてしまう」ともかぶるのですが、断る理由を言うと、「~ごときで」など攻撃の種をまいてしまいます。
「~らしいよ。」「え~、それぐらい調整してもいいよね。」
関係ない周りは他人ごとなので、え~無理なの、それくらい…。と平気で言います。
にっこり笑顔でそんなに人にバトンを回してしまえ!ですが、実際は難しいですよね。
人数がいるときは、むしろ先頭切ったほうがいいくらいです。断ったら即さらば!です。
言わないとどんどん自分が最後の砦になってしまいます。
いじわるな人もそうでない人も、理由を言ってしまうとそれってどうにかできないの?
こんなに頼んでいるのに、となぜか頼まれている側、断る側が悪者になりがちです。
ですが、理由がないと、憶測で語ることになるので、そんな人たちのほうが悪者に見えますからご安心ください。なので、やはり理由を言わずさらっとからっと断り、立ち去るに限ります。
理由を言わないメリット
\理由を言わないメリット/
そもそも断る権利があるということ

「断る方法」で検索して、出てくる多くの検索結果の通り、断るには理由がいり、代替案を出さねばいけない悪いもののような認識がどこかあるように思います。
ですが、私の経験則になりますが、理由をいうとかえってこじれます。代替案もいりません。言われた側だけが不利益をこうむるのもおかしな話です。
ビジネスの場では必要な場面もあるかもしれませんが、やはりその場合も多くを語らないに限ります。
そもそも依頼(お願い)って断られてもおかしくないものです。
にもかかわらず、頼む時点でなぜか受け入れられることが当たり前と思っているふしがあったりするものでもあります。
依頼するも自由。断るも自由です。断る権利があるということを忘れてはいけません。
残念ながら、理屈が通じない人はいます。
図々しいお願いや断りたくなるお話をもってくる人には、「ふつうは」が通用しないということにも注意して立ち向かう必要があります。
最後に
今回お伝えしてきた「理由は言うべからず」は、さっぱり断ることでヘイトをかわない人をみて、気づけた目から鱗が落ちた知恵です。
言うのは簡単ですが、いざやろうとすると難しい。
知恵を得てからも、いざ断るときにはついつい遠慮がちになってしまい、理由を言ってしまって失敗した経験がたくさんあります。数をこなして慣れていくしかなさそうです。
実際、理由を言わず○日休みなので、行けませんと言っていたときは、休みなのだから来なくていいのだよと言われていたのに、ついつい午後から忙しくなる日でもあったので、午前中皮膚科行くので午後からなんとか都合つけれますと言ってしまったところ、「それ、うまく予定ずらせないの。午後とかじゃなくて、火曜日とかに。」とさっきまでと言っていたことと真逆のこと、しかも休みの日まで勝手にスケジューリングしてこようとする越権行為までされそうになりました。
他の人がドン引いていましたし、担当の人が、その日人多いので大丈夫ですよ。と言ってくださり、お休み変更せずに済んだのですが、このことからやっぱり理由って言ってはダメだなと再認識しました。
予定を調整してやっととれた予約や約束だったり他人には測れない大事な予定であったりもします。
ですが、理由を言うことで軽い用事と相手の尺度で判断されてしまう。それは避けねばなりません。
理由や用事がなくたって気分がのらない、いいえ、自分が嫌なら断っていいのです。
理由はいりませんし、言わなくていいのです。むしろ言わないほうがいい。
どうか自分を大切に生きてくださいね。

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